読書記録 2024.7
2024.7の読書まとめ(読書メーター)
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7月は28冊読了。
小説(新規)11冊、小説(再読)3冊
学術/ビジネス 9冊、エッセイ/その他 5冊
最近、チョコザップはじめた。
すきま時間に、デスクバイクで運動しながら
本を読むことに。
Audibleもやってみたけれども、
あれ、1冊10時間とかかかるのね。
ちょっと時間効率悪すぎるのでやめた。
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今月の3冊。
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「うまいダッツ」(坂木司)
「和菓子のアン」の坂木さんの青春もの?
今回は、高校の喫茶部、というか「おやつ部」のお話で、
だらだらとおやつを食べるだけなんだけど、
そこにちょっとした謎がでてくる。
食べ物つきコージーミステリー、という
坂木さんお得意の組み合わせ。
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ハッとするような展開がある訳でもないし、
大きな事件がおこる訳でもない。
ただ、四人の高校生のだらだらとした日常の話だけど、
それがなんとも心地よかった。
「和菓子のアン」以外の坂木さんの作品では、
天文部を舞台にした(これも食べ物でてくる)「夜の光」
が私は好きなんだが、それに雰囲気似ている。
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男子二人、女子二人。ちょっとしたやり取りはあるけれども、
はっきりとした恋愛関係はなくて、
ゆるくつながっている友達。
たぶん、私はそういう「男女の友達」が好きなんだな。
男女の友情は成り立つと思っているので。
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(お菓子メーカーの)ブルボンの名前の由来。
別に、フランスの王朝とか関係ないらしい。
ブルボンのお菓子がたくさんでてきたが、
私が一番好きなのは、ブルボン最古のおかし、
「羽衣あられ」である。
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つぎ、学術系
「天才の光と影 ノーベル賞受賞者23人の狂気」(高橋昌一郎)
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タイトル通り、ノーベル賞受賞者の話。
歴史的大発見をして、名前が残っていても
とんでもない奇行をしていたりする。
前半は、アインシュタインあたりまでひたすらドイツ人で、
この当時のドイツのすごさがうかがわれるが、
ユダヤ人差別のあまり、ナチスに協力的で
アインシュタインを認められなかった人がちらほらと。
しかも、それが国のトップに近いとこにいたりする。
本当に、ドイツが原爆開発できなくてよかったよ。
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後半は、「ノーベル病」にかかった人が多かったかな。
専門以外の方向に突っ走って、晩節をけがしてしまう、という。
ノーベル賞を受賞すると、本人が万能感を持ってしまって
自分が正しいと信じ込んでしまう、という。
いわゆる「トンデモ」に走ってしまう人もいる。
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ノーベル賞受賞者が、優れた人格者ばかりとは限らんわな。
なかには(当時にしても)とんでもない差別主義者もいるし、
女性関係が派手すぎる人もいたり、一夫多妻制の人もいたり。
もっとも、紹介されている人の中には、
「狂気」とまでは言えないんじゃないかな、という人も。
せいぜい、「変人」レベルだよ、っていう。
中には研究実績自体もどうよ?って人もいるけど、
たいていは、本職の研究では素晴らしい実績を残してる。
どんなに変人でも、業績は変わらない、という一面もあるな。
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「ノーベル賞受賞者が言ってるから」正しいとは限らない。
逆に、どんな変人であっても素晴らしい研究することもある。
人格と研究は(あまり)関係ないよ。
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最後はエッセイ
「赤と青のガウン」(彬子女王)
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今、話題の本。
著者は、皇室のプリンセスである。
今の天皇陛下の従妹で、れっきとした皇族の一員。
昭和天皇の弟にあたる三笠宮様の孫。
このエッセイは、オックスフォード大学の留学記だ。
彬子女王は、オックスフォードの博士号をもっている。
でも、皇族とはいえ学問上で特別扱いとかはなし。
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日本国内では必ず護衛がつくけれども、
イギリスでは彬子女王くらいの立場だと
別に護衛なんかつかないらしい。
あの国は、いろんな国から高貴な方々が集まるから、
特別扱いしきれないのかも。
なので、皇族なのに一般人に紛れて行動するので、
たとえばパスポート(外交官扱い)みられて
「あなた何者?」ってなったりとか。
ごく普通の女の子なのに、プリンセスとか書いてるし。
そもそも、苗字がないし。w
それでも、皇族ならではなこともあり。
エリザベス女王と一緒にお茶会とか。
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オックスフォード大学でも、
別に特別扱いはされてなさそう。
普通に英語で苦労したりとかして。
なんか、すごい親しみやすい感じの文章だった。
そして、面白い。
あと、博士号とるのは大変なんだなぁ、
という苦労もわかった。
ドクターとった後のキャリアも大変そう。
さすがに、皇族だからポスドクならではの
生活苦とかはなさそうだけど。w
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