読書記録 2024.8
2024.8の読書まとめ(読書メーター)
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7月は28冊読了。
小説(新規)9冊、小説(再読)3冊
学術/ビジネス 11冊、エッセイ/その他 4冊
電子図書館で借りた本を読むことが増えてきた。
自分の興味の赴くまま、雑多に借りてるから
あまり身につかないかなぁ。
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今月の3冊。
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「終活シェアハウス」(御木本あかり)
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御木本さんの本は初めて。
タイトルだけで気になって読んでみたけど、
なかなか興味深かった。
高齢女性4人、合わせて272歳がシェアハウスで暮らす物語。
この4人、小学校時代からの友達で同級生。全員68歳。
それぞれ、シングルマザーだったり、ずっと独身だったり、
熟年離婚していたりと、連れ合いがいない状態で、
もう、みんなで一緒に暮らした方が楽しいし便利よね、と。
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この、60代後半の女性が、なんというかかなりリアルに感じた。
作者の御木本さんが同年代なんだと思う。w
仕事に対して、お金に対して。また、恋や結婚に対して。
60代後半ってこんな感じなんだろうなぁ、と。
でも、みんな元気でバイタリティにあふれてる。
タイトルには「終活」って書いてあるけど、
これはキャッチーなタイトルつけてみただけで、
実際には終活なんて話、これっぽっちも出てこないよ。
もっともっと、長生きしてほしいし、できるでしょ。w
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今後、こういう形態のシェアハウスがはやるかも知れないなぁ。
結婚していても、年をとると旦那と一緒にどっかいくより、
友達と一緒に行く方が楽しいっていうもんね。
それなら、最初から旦那いらんことないか?w
また、結婚しない女性だってどんどん増えている訳で。
でも、一人で暮らすのは寂しいし、何かあれば不安。
一緒に暮らすことのメリットは大きいと思うな。
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ただ、そうなると残った男たちはどうすればいいんだろう?
男性ばっかりでシェアハウスって、現状では難しそうだ。
まず、家事能力がないと無理だろうってのもあるけど、
そこを何とかクリアしたとしても、
コミュ力の問題があって、男ばっかり集まっても
こういう楽しい話にはならなさそうなんだよね。。
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結婚しない、できない人たちが増えていくと、
こういう「孤独」「孤立」の問題がでてくるから、
そこを解決するための形として、
こういうシェアハウスはありえるだろうな、と思った。
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次、学術系
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「認知症医療革命 新規アルツハイマー病治療薬の実力」(伊東大介)
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これは、新薬「レカネマブ」についての本。
去年読んだ、「アルツハイマー病研究、失敗の構造」は
かなり批判的な本だったけれども、
こちらは逆に、「レカネマブ」肯定派のお話。
「アミロイドカスケード仮説は、
もう「仮説」をとってもいいんじゃないか」
みたいな文章がでてきてびっくりしたけど。
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アミロイドカスケードだけで、
アルツハイマーがすべて説明できる訳ではないけれども、
かといって、アミロイドカスケードが
アルツハイマーと全く無関係、ということもないよね、
というのが、落としどころだろうか。
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新薬レカネマブは、一応有意差がでているので
効果はあるんだろうけど、それが実感できるかどうかは、
ちょっと怪しいんじゃないかと思う。
「革命」というより、「最初の第一歩」じゃないかな。
もう少し、簡易で安価な検査法、評価法ができてくれば、
それこそ「革命」が起こるかも知れないと思うけど。
レカネマブは、まだまだ「革命」というには力不足だ。
もっといい薬が出てくることに期待したいな。
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ただ、この分野の薬は本当に求められているし、
成功した時のインパクトも非常に大きい。
はやく革命起こしてほしいんだけどね。
私がアルツハイマーになる前に。w
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最後。
「別居・離婚後の共同親権を考える」(熊上崇・赤石千衣子)
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今年の春に、離婚後の子供を共同親権にすることが
可能になる法案が成立した。
私も気になってたんだけど、
ネット上では、反対の声が大きかったのね。
この本は、その反対派の人たちが、
「どのような問題があるのか」を解説した本。
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なんで共同親権なのか、というと、
欧米ではそっちが主流なのと、
多分、海外からの圧力があったんじゃないのかな。
日本人と外国人が離婚した時に、
日本人妻が子供を日本に連れ帰って、
父親に合わせない、ってのが
国際的に問題になっていたから。
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私は明確に共同親権賛成派なんだけど、
この本を読んでみて、確かに無条件で賛成はできないよな、
と反対派の事情は理解できた。
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前提として、すべてが共同親権になる訳ではなく、
共同親権を選ぶこともできる。
今まで通り単独親権でもよい。
反対派が問題にしているのは、とにかく身勝手なDV男だ。
こういうのが共同親権を主張してきたら、問題。
いや、問題があるんだから単独親権にすれば、と思うが、
裁判になった結果、共同親権を押し付けられる可能性もあるし、
男の方が、共同親権を認めれば離婚してやる、と
なったら、そこをのまざるをえないかも知れない。
DVって、立証するのが困難だしね。
逆に言うと、捏造もできてしまうから難しいところ。
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一言でまとめると、ケースバイケースなんだよ。
共同親権の方がいいこともあるし、
単独親権の方がいいケースもある。
それを、裁判所がきちんと判断できるかどうかが
今後問題になってくるんだと思う。
ただ、それとは別にして、、
ちゃんと養育費払えよ。
まずはそこからだろう、と。
共同親権にしたら養育費払うかっていうと、疑問だし。
逆に、単独親権だから払わない、なんてのもでてくるかも。
いや、どっちにしても養育費は払えよ。
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たぶん、どうしようもない問題は起きてくると思うよ、これ。
ただ、じゃぁ現状のままでいいのか、と言われると、
それもそれで問題がある場合があるので、うーん。
養育費払うのは親の義務だし、
面会交流は子供の権利。
親権もってる方の親が、子どもにいろいろ吹きこんで
会わせなくするってのも問題だしなぁ。。
これもまた、単純な話ではないね。
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