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読書記録 2024.11

2024.11の読書まとめ(読書メーター

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9月は25冊読了。

小説(新規)12冊、小説(再読)4冊
学術/ビジネス 11冊、エッセイ/その他 5冊

今月は、久々の1日1冊超ペースで32冊。
ゲームがひと段落ついて落ち着いたから?

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 今月の3冊。
まずは小説から。

婚活マエストロ」(宮島未奈)

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 デビュー作の「成瀬」が本屋大賞の宮島さん。
続編も好調だけど、成瀬以外の作品として出てきたのが、
こちらの「婚活マエストロ」

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 40歳、フリーライターの独身男性が、
婚活パーティーに参加する、というお話。

40歳という年齢も絶妙にやばいし、
いわゆる婚活あるあるを詰め込んでいて、
刺さる人にはめちゃくちゃ刺さると思う。

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 もともとは、婚活なんかする気なかったのに、
成り行きで婚活することになってしまい、
さらに成り行きでパーティーの主催者側に回ってしまう。

 物語の舞台は静岡県なのに、
婚活バスツアーで、なぜか琵琶湖のミシガンが出てくるのが
宮島さんらしい。(成瀬は滋賀のお話だから)

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 特長としては、うん。
めちゃくちゃ読みやすい。
いや、成瀬以外でも全然すごいよ、この人。
ちゃんと追いかけてみたくなった。

 ただ、ヒロインの「婚活マエストロ」かがみんの
ビジュアルがちょっと思い浮かばなかったなぁ。
アラフォーの美女、としか。

 むしろ、成瀬よりも映像化しやすそうな気がするんだけど、
どうだろうか?

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 次、学術系

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医療現場のアンガーマネジメント入門」(大浦裕之)

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 おもに病院でも、パワハラ撲滅のためのお話。
どうしても、医師によるパワハラが多い職場。
でも、そのために逆に医療安全にかかわることがある。

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 医師としても、命がかかっている状態でミスされると、
そりゃあ怒るのも仕方ないところはあるけど、
あんまり怒りすぎると職場が委縮してしまって、
かえってよくない結果を招くことあるよね。

 そうでなくても、パワハラで訴えられることはありえるし。

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 どうやって怒りを鎮めるのか、というお話。
たいていは聞いたことのあるお話だったけれども。
よく聞く「とりあえず6秒待つ」というのも、
一応医学的に根拠はあるらしい。

 有効なのは、物理的に距離を取ること。
怒りの感情がでてくるのはしょうがないけど、
物理的に距離をおけば、直接ぶつける(=パワハラ)ことは
少し防げるのかな?

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「私は今日、怒りません」というノーアンガーデイの発想は
面白いと思った。

 どういうときに怒りを感じるのか。
自分で整理して理解しておけば、
コントロールしやすくなる。

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 私は、非常に気が長い方であるけれども、
それでも怒ることはあるからなぁ。
何とかハラ、と言われないように気を付けないと。

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 最後。エッセイ。

医者の父が息子に綴る人生の扉をひらく鍵」(中山裕次郎)

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「泣くな、研修医」シリーズの作者で、医師でもある中山先生が、
息子にあてて、書いたというエッセイ集。

 作家としての顔しか知らなかったけど、
この本を読む限りでは、中山先生、外科医としても一流だ。
すごい。

 何がすごい、ってその努力量だろう。
他人の3倍くらい練習してる。

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 ただ、面白いのはちゃんと自分の失敗談も書いているところ。
そんな失敗、逆境の中でも、
ちゃんと解決法を探し出して前に進んでいくパワーがすごい。

 私ならうまいこと逃げてしまいそうだなぁ。

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 努力できることが、一番の才能なんだと思う。
死ぬ気でやれば何でもできる、っていうけど、
普通の人は死ぬ気で努力できないんだよ。

 私は、子どもたちにそこまで伝えられているかな?
私が伝えられることがあるとすれば、

「人生、いろいろあるけど、割と何とでもなるよ」

 人生のレールなんて一つじゃないし、
少々外れても気にすることないよ、ってことかな。w

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