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読書記録 2025.12

2025年12月の読書記録
読書メーター

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12月は20冊読了

小説(新規)8冊、小説(再読)2冊
学術/エッセイ 9冊、その他 1冊。

 小説も、自分の創作の糧に読んだのが多い。
もっと、自分の好きな作品を読むのも必要だと思う。


今月の3冊

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まずはフィクション

ゴリラ裁判の日」(須藤古都離)


 須藤古都離さんの本は初めて。メフィスト賞受賞作。

タイトルのインパクトが強すぎだが、中身も強烈すぎる。
言葉をしゃべるゴリラが裁判する話。

もちろんフィクションなんだけど、手話をしゃべるゴリラの、
その手話を音声に変換できる機械があればどうなるか。

 手話を学べるゴリラなら、すでに存在するのかも。

 この「ひょっとしたら可能かもしれない」のラインが絶妙すぎる。
ゴリラのローズが、非常に知的で魅力的。

 弁護士よりも共感できるってどういうことなんだ。

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 多様性が叫ばれる時代だけれども、
ゴリラでも認めるべきか、というチャレンジングな話になっている。
偏見をなくすのって、無理だ。

 偏見はなくならない、ということを前提にして、
よりよい世界を考えていかなくちゃいけないね。

 まぁ、そんな深いこと考えなくても、普通に面白い小説だった。

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 つぎ、学術系

ジェンダー平等世界一 アイスランドの並外れた女性たち
(イライザ・リード)

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 ジェンダーギャップ指数世界一位の国、
アイスランドにおける、フェミニズムのお話、兼アイスランドの宣伝。

 あまりにも異世界、異文化すぎて、
面白いけど読み解くのに時間がかかってしまった。

 アイスランドですら、まだまだ男性優位なところは残っているけど、
日本からみると、楽園のように思えることも。

 とにかく、人口が少ないことがよい方向にはたらいてるのかな?
人口、40万に満たない。日本だと地方都市くらいの人口だ。

 合意形成も難しくないし、みんな知り合い、親戚みたいなもんだし。

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 作者のイライザ・リードさんは、もともとカナダ出身。
旦那さんがアイスランド人で、アイスランドに移住した。
あれよあれよという間に、旦那さんが大統領になってしまい、
気づけばファーストレディーになっている。

 女性が普通に社会進出している、というか、社長も多い。
また、子育てにも寛容で、子ども込で会議に出るシーンにびびった。

 あとは、パラレルキャリアも多いなぁ、と。
人口が少ないから、色んな仕事をする人が多いように感じた。

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 アイスランドは、世界で初めて民主的に選ばれた女性大統領が生まれた国。
しかも、16年も続いた。

 この結果として、政治家になる女性も増えたし、
逆に「大統領って男の子でもなれるの?」という声も上がるほど。

 日本でも、2025年はじめて女性の首相が誕生したけど、
果たしてどこまで女性の政治家が増えるのか?

人の記憶に残るほど長期やってくれたらいいけど。

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 最後は新書。

 「超合理的!ミステリーの書き方」(中山七里)

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 超人的ミステリー作家の中山さんによる、ミステリーの書き方。
ミステリーをどうやって書こうかな、と模索中なので読んでみたが、
まぁ、予想通り。何の役にも立たない。w
 いや、この人超人すぎるんだよ。

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 中山さんのやり方は、中山さんにしかできないよ。
だから面白い。

「トイレに行くのは一日一回にしました」ってどういうこと?
「時間がもったいないから」いや、本気で言ってるのが怖い。

 1日原稿用紙25枚、2日で50枚。
プロットは三日三晩で作り上げる。
睡眠時間平均三時間。
多作でなければ生き残れない。

 原稿の推敲?時間の無駄。
最初から完成形を出力すればよい。
取材?不要。
全部、想像で書いても問題ない。

 新人賞は賞金500万円以上を狙え。
そうでなきゃ捨てられる。

今死んでも、未出版の原稿があと10本あるから10冊以上本が出る。
いにしえの赤川次郎に比べれば。

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 ・・・参考になる訳ないだろ、こんなの。w
もっとも、中山さんもわかってて書いてるよ、これ。
自分のやり方が他人の参考にはならんことなんて。

 実際、中山さんのファンは、この人がこういう人だって知ってるから、
最初から、こういう話を期待している訳で。
私ももちろん、最初から知っていて、楽しんで読んだ。

 しかし、本気でこの本を、
「有名なミステリー作家の書いた指南本」と思って読んだ人いたら、
「金返せ!」ってならないかな?w

 

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