ついに、緊急事態宣言が発令された。
首都圏の1都3県と、大阪、兵庫、福岡。
ただし、いわゆる「ロックダウン」都市封鎖ではない。
.
そもそも、日本の法律では実効力(罰則)のある
ロックダウンはできない。
できるのは、あくまで「要請」だけだから。
そこは海外とは異なる。
なので、実態は今までとさほど変わらない。(苦笑)
北海道知事は法的根拠のない「非常事態宣言」をやったけど。
全国一斉休校要請なんて、法的根拠ナッシングだった。
本来なら、非常事態宣言をして行うべき措置だけど、
法律の手続きすっ飛ばしてやれたやん。
.
じゃぁ、緊急事態宣言にどういう意味があるか。
「この上ない、自粛要請である」という意味が一番強い。
「緊急事態なんだよ!」という宣言だけだ。
あとはどれほど実効力が上がるかは、国民にかかっている。
一人一人が、自覚をもって行動して欲しい。
.
中国は、強権でもってコロナウイルスを抑え込んだ。
「2週間、感染者が誰も感染させなければ、感染拡大は収束する。」
ウイルスは自分で移動することはできないんだから、当然だ。
感染者がみんな家に留まっていれば、それ以上増えることはない。
各国のロックダウンはこれを目指している。
日本は、ロックダウンすることなく(できないから)、
「緊急事態宣言」の言葉の威力による、国民の行動変容だけで、
コロナウイルスを封じ込めようとしているんだ。
.
批判は山ほどある。
特に、自粛を求める事業者に対して個別に補償はしない点。
補償しなくちゃ、休んでくれないんじゃないの?
だって、みんな生活かかってるんだよ??
でも、政府はそれでいくと決めてしまった。
日本という国は、同調圧力が強い国だから、
それでうまいこといく可能性は結構高いと思う。
だからって、泣き寝入りさせるのはひどいぞ。
.
もちろん、国が全く無策という訳ではなく、
色々な救済措置を作っているんだろうけどさ。
全体的に網目が荒くて、漏れてしまう人が結構出るんじゃないか?
この辺は、国に頑張ってもらいたい。何とかしろ。
.
「緊急事態宣言」は、最後の手段だ。もう、この上はない。
これで抑え込めなければ、欧米と同じ道を辿ることになるだろう。
すなわち、10万人級の死者を覚悟する必要があるということだ。
3月26日。東京都が外出自粛要請を出した。
そこからの二週間を、私は正念場の中の正念場、と評した。
この二週間の結果は、今からの二週間で現れる。
おそらく、感染拡大の勢いは減ると思う。減って欲しい。
東京はここのところ、5日で感染者数が2倍になるペースだったが、
これが少なくとも1週間で2倍。できればもっと遅くしたい。
.
そして、ここからの1ヶ月が、最後の総力戦になると思う。
いや、ここをしのいでも戦いは続くのは分かってるよ。
逆の意味だ。
ここで負けたら、もう終わり。
欧米の二の舞になる。
日本でも命の選択を迫られることになる。
ある意味、ここまでやって抑え込めなければ、
日本にはそれ以上の手段がない分、欧米よりもひどい状態になるかも。
.
政府を批判するな、とは言わない。
生活を支える政策は必要だ。
それには、世論が動くしかないだろう。
それでも、「絶対に負けられない戦い」がここにはある。
みんなの力が、国を守る。ONE TEAM。
最近のコメント