書籍・雑誌

読書記録 2022.9

 2022.9の読書記録

2022.9の読書まとめ(読書メーター)

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 9月は31冊読了。
小説(新規)15冊、小説(再読)5冊
学術/ビジネス 8冊、エッセイ/その他 3冊

 久々に1日1冊以上のペースで読めたし、
面白い本も多かったな。
やっぱり、冊数を増やせば当たりが増える。

 今月の3冊。

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 小説

空をこえて七星のかなた」(加納朋子)

 日常の謎の名手、加納さんの短編集。
宇宙にまつわる話が多い。

 加納さんは、今までに紹介したことなかったけど、
私は著作のほとんどを読んでると思う。
比較的、ほっこりした話が多い。

 短編集も面白いのが多くて、
別の作品集だけど「モノレールねこ」という短編集では、
表題作(モノレールねこ)もさることながら、
「バルタンの最期」というザリガニ目線の一人称小説があって、
これが泣ける、という。w
 安定してヒットを出してくれる作家さん。

 七星は、ななせ、と読む。
これは、一話目の主人公の名前なんだけどね。
この本が、全七話、ということもありそう。

 加納さんの連作短編集は、「七」をキーワードにしたものが多く、
「レインレインボウ」とか「七人の敵がいる」とか、
きっちり七話で閉めてくれる。

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 本作を、ネタバレなしで紹介するのは難しい。
一話、一話が、全て面白い話でありながら、
最終話を読むとすべてひっくり返ってしまうようなお話。

 これは、文庫本でたら買いたいな。
何度でも読み直したい物語だし、
読み直さないとわからないと思う。

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 次、学術系

ロボット薬局 テクノロジー×薬剤師による薬局業界の生き残り戦略」(渡部正之)

 今年の七月に発売された本だけれども、
とにかく、Amazonが薬局業界に進出してきたときに、
今までどおりではいけない、どうやって対抗するか?
 という警戒心が強く表現されている。

 先月、ついにAmazonが日本の薬局業界に参入することが発表されて、
なんというか、タイムリーな時期に読めたなぁ、と思った。

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 ロボット薬局、といっても、ロボットが全部調剤してくれる訳はないので、
錠剤全自動払い出し機のことである。
 どうしても、計数調剤のところが技術的にネックになってしまっていて、
そこはまだまだ改良の余地があると思うんだけど。

 技術的なことはおいて、
とにかく「薬剤師は、対人業務を鍛えて、単純作業はロボットに任せましょう」
というお話だ。
本当に、ロボットでもできるような単純作業をたくさんしてるんだよね、薬剤師って。
なんで、6年間勉強してきてそんな単純作業してるの?

 薬剤師は、時代に応じて変化できなければいけない。
昔ながらの薬剤師は、淘汰されてしまう時代に入っていくんだろうな。
と言いながら、私もまだまだ単純作業ばかりしている訳で。(苦笑)

 AIや、ICT技術をうまく利用しないといけないな。

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 Amazon薬局は、来年1月から始まる電子処方箋をターゲットに
参入してくる。最終的には、オンライン診療、オンライン服薬指導に
実物の薬はAmazonの物流システムが届けてくれるのなら、
患者さんは一歩も外に出ないで薬が受け取れる仕組みになるだろう。

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 ただ、個人的にはそこまで一気に進むとは思っていない。
電子処方箋を導入するためには、マイナンバーカードが必須で、
これを健康保険証に紐づけることが必要なんだけど、

 今の日本の状況で、そこまで普及するとは思えんのよね。
特に、高齢者はマイナンバーカード持ってない人も多いし、
「なんとなくよくわからん」という理由で、
今まで通りのやり方から動こうとしないのではないか?

 これは、医療者の側も同じこと。
だって、いまだにFAXが現役でバリバリに使われている業界よ?

 でも、いつまでもアナログでいくとも思えない。
とにかく、どう変わってもいいようにスキル高めておくしかないな。

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 最後

命のクルーズ」(高梨ゆき子)

 新型コロナの日本における最初の事件。
クルーズ船、ダイアモンドプリンセス号で何が起こっていたか
をつづった、ノンフィクション。

 クルーズ船の対応にあたったのは、
災害救助が担当であったはずのDMATだった。

 そもそも、感染症は専門外なんだけれども、
感染者(重傷者)が出たときに、
「病院に振り分けて搬送する」ってのはDMATの得意技だったので、
それを活かして、、

 っていうのも後付けだな。

 はっきり言うと、「ほかに誰もできる人がいなかったから」だ。
しかし、DMATって半分くらいボランティアに近い集団なんだけど、
そんな人たちが、あの「国難」と言ってもいいような災害に
立ち向かっていた訳で。

 日本って、すごい国だな。(苦笑)

 海外であれば、すぐに軍隊が出動して何とかしたと思う。
というか、日本でも海上自衛隊を動かすのが一番早かったかも。

 もしくは、無理やりどっかに上陸させて、
感染対策を厳重にして隔離してしまえれば、わかりやすかった。

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 ただ、日本は自由主義の国でしてね。
あのクルーズ船は、船籍はイギリスで、船会社はアメリカで、
乗客は日本人が多くて、クルーはアジア系の人が多いという、
非常に複雑な状況だった。

 まして、新型コロナが発生してすぐの話で、
ほとんど何もわかっていないに等しい状況。

 かつ、検査体制がめちゃくちゃ弱かった。
数千人のクルー、乗客を検査するのに、2週間くらいかかってる。
今だと考えられないけど、当時の検査体制ってそんなもん。

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 DMATのメンバーは、そんな極限状態のなかでは、
ベストを尽くしたと思う。
あれ以上は、誰にも、どうしようもなかったよ。
 それがよくわかるノンフィクションだった。

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 ダイアモンドプリンセス号のおかげで分かったことは結構多い。
新型コロナの感染者、無症状の感染者、発症者、重傷者。
どうやったら感染するのか。
 そういったことって、このクルーズ船のデータが大いに参考になってる。

 もうちょっとうまくできなかったか?
無理なもんは無理だよ。

 例えば、常備薬がなくなった話にしてもそう。
1000人を超える乗客の常備薬を船に運ぶって。
しかも、なんの薬を飲んでるかは、手書きのメモみたいなもんしかない。
さらに、日本語とは限らない。
 薬剤師含め、何人の医療従事者つっこんだら、
これを解決できるかな?いや、数名でできるわけないって。。

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 イワケン先生の告発動画についても触れられている。
そりゃ、船で頑張ってる人はああ言われたら怒るわ。(苦笑)
ただ、先生の告発が間違っていた訳ではないんだよね。
まぁ、イワケン先生なら「頑張ってるのはわかるが、間違ってる」
と言いそうだけど。

 こういう緊急事態に対応できる医療チームが必要、ってことかな。
なかなかこんなひどい事態には陥らないと思いたいが。

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 9月は一転、面白い本をたくさん読めたと思う。
なかなか読書の時間を取れないけど、
やっぱりある程度冊数読まないといけないのかな?

 

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読書記録 2022.8

 2022.8の読書記録。

2022.8の読書まとめ(読書メーター)

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 8月は24冊読了。
小説(新規)12冊、小説(再読)5冊
学術/ビジネス 6冊、エッセイ/その他 1冊。

 厚い本も多かったからこんなもんかな。

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 今月の3冊。

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 小説
ぼくらに嘘がひとつだけ」(綾崎隼)

 もともとメディアワークスでラノベ出身?の綾崎さんだけど、
去年から立て続けに文芸書の単行本がでている。
去年「盤上に君はもういない」で、まさかの将棋小説を書いていたけど、
今作は将棋小説シリーズ第2弾になるのかな。

 といっても、続編とかそういう訳ではなくて。
登場人物が少し重なってるけど、基本的には違う話。

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 二人の女流棋士に生まれた子供たちの取り違え?事件。
両親ともに棋士の家庭に育ち、周りに将棋しかない環境の子と、
落ちこぼれの女流棋士の子どもで、いわゆる貧困層だけど
将棋の才能にあふれる子ども。この二人が奨励会で出会う。

 何を書いてもネタバレになりそうだな、これ。
あくまで将棋界のことを書いた小説であって、
がっつりと将棋の内容まで突っ込んでくることはない。

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 綾崎さんって、ミステリ作家だ。それも叙述トリックが得意。
でも、家族とは。才能とは。友達とは。
そういったところをテーマにしてくることが多いと思う。
 綾崎さんの本は全部読んでるけど、他の作品も
基本はミステリなんだけど、家族とか才能をテーマにしている。
天才の苦悩とかね。

 結末にはびっくりさせられるけど、
それでも、前向きで終わらせられるところがすごいなぁ。
この二人の未来も見てみたい。
また、どっかで書いてくれるかな?

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 次。学術系。

なんで使うの?そのくすり」(村川裕二、高山和郎)

 医師による、薬剤師向けの薬の解説書、かな。
添付文書には載ってない、使う側の医師の「感覚」が書いてあって面白い。

 全部で108種類の代表的な薬について書かれているが、
わかりやすいキャッチフレーズがよい。

 たとえば、

「ロキソニン ~確かにちょうどいい感じの鎮痛薬~」

「リウマトレックス ~リウマチ治療のアンカードラッグ~」

「アルダクトンA ~欠かすことのできない名脇役~」

「プラビックス ~世界で最も処方されている抗血小板薬~」

「サインバルタ ~二刀流の抗うつ薬~」

「イーケプラ ~抗てんかん薬のジェネラリスト~」

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 内容は、知っている内容も多いけれども、
こぼれ話やちょっとしたネタも入っていて、「へー」って言ってしまう。
新人薬剤師や、復習したい薬剤師にちょうどよい感じじゃないかな。

 できれば、商品名ではなくて一般名で書いて欲しかったけど。
その辺、微妙なところだと思う。
もはや、今の若手薬剤師は一般名の方がなじみがあるんじゃないかな。

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 フロモックスが、やっぱりディスられてて笑った。

「フロモックス ~日本で最も頻用されている経口セファロスポリンであるが、第一選択となる感染症はない~」

 適応(どういうときに使うか) 基本的に使用する機会はない。

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 なんで、使用する機会のない薬が、最も頻用されているんだろうね?w
そもそも、第3世代セフェムを優先して使用すべき感染症はない、とのこと。
にも拘わらず、日本で最も頻用されている、と。

 とりあえずセフカペンピボキシルだす先生、いまだに多いからな。
これは、薬剤師側というよりも医師側の問題だと思うんだが。

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 その他。

ペリー提督日本遠征記」(M.C.ペリー)

 幕末、浦賀に来航したペリーによる、日本遠征記。
日本では非常に有名だけれども、ペリーがどういう意図で日本に来たのか、
そこまで掘り下げて教わることはあまりない。
 遠征記というよりも、探検記といった方が近いな。

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 まず、ペリーの日本遠征(?)は、
ものすごく緻密な計画を立てたうえでの話だった。
1853年にいきなり来航した訳だけれども、
その前までの流れを抑えておくと、
むしろ、日本側もこの来航を予想できたんじゃないか?
というくらい。

 ずっと鎖国していたけれども、
海外から貿易や開国を求める声はずっとあった。
ペリーの考察では、それは「オランダが止めていた」のだそうな。

 オランダは、日本との貿易を独占したいがために、
幕府には常に自国以外の欧米を悪く言っていたようだし、
日本としても、オランダ以外との欧米の接点がなかったので、
それを信じるしかなかった訳で。

 ロシアは、特に日本の開港を強く願っていて、
実際に動き始めているところでもあった。
ペリー、アメリカは、「満を持して」日本を開国させにやってきた。
日本のことをよく研究したうえでの話だ。

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 意外だったのは、ペリーはあちこちに顔を出していたところ。
むしろ、日本よりも琉球の方が滞在長いんじゃないかというくらいだし、
小笠原諸島にまで足を延ばしていたりする。

 1853年の来航時は一旦「来年の春にまた来る」と言って帰るが、
このあとペリーはアメリカに戻っていない。琉球や香港あたりで
情報収集を続けている。
 で、ロシアが日本に開国を迫るんじゃないかという情報を聞き、
予定よりも早く再来日したりして。

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 日本に対しては、とにかく毅然とした対応を。
正直、武力にモノを言わせてる感じがめっちゃあるけど、
当時の状況から考えると当たり前だったのかな。

 また、(当時の)日本人の優秀さも記録されている。
決して、未開の蛮族のような書き方はしていない。
特に、密航しようとした吉田松陰に対しては
(名前は出ていないが日本側の記録考えるとそうとしか思えない)
日本とのルールがあるので連れていくことはできないけれども、
その知的好奇心、向上心の強さを称賛している。

 全体の印象としては、
この交渉は、準備段階で結果が見えていたような気がするな。
ペリーはそれくらい日本を研究してきていたから。
何よりも準備が大事、ということで。

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 さて、今月はちょっと冊数が減ったけれども、
実は、今回も3冊を選ぶのに苦労している。
うーん、冊数読めばいいってもんじゃないってことで、
今年は量を落としているけれどもね、やっぱり、

 数をたくさん読めば、
それだけいい本に当たる数は多くなる。

 これも一つの真理なんだよなぁ。

 

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読書記録 2022.7

 2022年7月の読書記録。

2022年7月読書まとめ(読書メーター)

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 7月は30冊読了。
小説(新規)12冊、小説(再読)9冊、
学術/ビジネス 8冊、エッセイ/その他 1冊。

 30冊読了は今年2月以来。
それでも、1日1冊ペースには届かない。
読み返したい本がたくさんあったので、
読書ペースが上がったようだ。再読の方が時間かからんからね。

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 今月の3冊。

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 まずは小説。

六人の嘘つきな大学生」(浅倉秋成)

 2022年本屋大賞第5位。
就職活動の最終面接に残った大学生六人。
最初は、六人でプレゼンをして、全員合格もありえる、という話
だったんだけど、結局のところ合格者は一人に絞られる。

 それも、

「あなた達六人でグループディスカッションをして、
 誰が入社するにふさわしいかを決めなさい」

 という、とんでもないルール。
結局、一定時間ごとに(自分以外の)誰かに投票して、
累計の得票数がもっとも多い人が合格、という。

………ライアーゲームか?

 というレギュレーションになった。

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 で、ここで事件がおこる。
刑事事件ではないが、誰が合格するかを大きく左右する
大事件。これの犯人は誰なのか?動機は?
というミステリーになる。

 あんまり話すとネタバレになるけれども、
結局のところはね、「就活って何?」って話。
そういう意味では、朝井リョウの「何者」に近いかなぁ。

 いろいろなところにちゃんと伏線も張ってあるから、
やろうと思えばしっかり推理できると思う。
テーマもさることながら、ミステリーとして面白かったな。

 そんなに重くないし、読み味も悪くなかった。
私は普通の就活してないからよくわかんないけど、
これってキツイよねぇ、って思った。

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 次、学術系

ビッグデータが明かす医療費のカラクリ」(油井敬道)

 同じ病気でも、医療費が全然違うことがある。
いや、薬剤師だから知ってるんだけどね。(苦笑)

 同じ糖尿病でも、
安井さんは「メトホルミン90日処方」
高田さんは、「SGLT2阻害薬30日処方」

 これ、効果が似たようなものでも値段は3倍違う。

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 医療にどこまでコスパを求めるのか、という話になるのかな。
メトホルミンは、極端にコスパのよい薬だけど、
SGLT2阻害薬だって、高いけど副次的効果が期待できる。。
かも知れない。

 ま、私が服用するならメトホルミンだけど。w

 これ、大まかに医療費を示した上で、
患者さんと相談して決める方がいいのかも知れないなぁ。

 まだまだビッグデータは出そろってないけど、
今後、どんどんデータが集まってくると
医療が変わっていく可能性は大きいと思う。

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 コスパ最強は、バイアスピリンじゃないかと思う。
世界で最も、人類に貢献している薬ではないだろうか。

 それが、19世紀に発見された薬だっていうんだから、
この業界の特異さがわかるよね。
未だに、コスパでアスピリンを超える物質が出てこないんだから。

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 最後。そのた。

本当の貧困の話をしよう」(石井光太)

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 貧困は、SDGsの一番最初に出てくる目標だ。
ある意味、最終目標でもある。
「世界中から、貧困をなくそう」というんだから。

 貧困って、対策すればなくすことができるんだ。

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 で、作者が日本や海外でみた、本当の貧困の話。

 日本の特徴は、貧困が見えにくいことだ。
普通に中学校に通っている子ども達の中に、貧困が紛れ込んでいる。
そういった子どもは、自分が「周りとは違う」ことを認識させられるので、
自己否定感が強くなり、悪循環にハマっていく。

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 海外だと、スラム街のように、
「経済的に貧しい人が集まって暮らしている」ことが多い。
この場合、生活は苦しくても、
「自分は貧困だ」と認識しないことがある。
だって、自分の周りもみんな同じ生活してるんだもん。

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 もっとも、その中でもストリートチルドレンだけは別格にヤバい。
スラム街から、さらに零れ落ちた子ども達。

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 今の日本は、過剰に自己責任が求められる世の中になりつつある。
ちゃんと、福祉なりなんなりで補償してあげることが、
結果としてみんなのためになるんだけどな。
そこを放置するから、犯罪が発生する訳で。

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 例えば、安倍さんの暗殺事件にしてもそうだよね。
あの犯人(容疑者)を、「カルト教団の被害者を助けよう」
という人たち、可能であれば政治が助けてあげていればさ、
あんな凶行はおきなかったんじゃないのかな??

 ただ、これは他の本の話だったけど、
「本当に支援が必要な人ほど、支援をはねつける」
ということがあるので、これがなかなか難しいんだが。

 SDGsの本丸は、貧困対策なんだ!
って強く主張したくなった。

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 さて、7月はこんなもん。
実のところ、この3冊を選ぶのはかなり苦労した。
正直、7月はあまりいい本に会えなかったような。
あえて選ぶならこの3冊かな、というところ。

 

 

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読書記録 2022.6

 2022年6月の読書記録

2022年6月の読書まとめ(読書メーター)

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 6月は28冊読了。
小説(新規)14冊、小説(再読)6冊
学術/ビジネス 6冊。エッセイ/その他 2冊

 今年上半期では合計177冊、と。
4月以降忙しいからこんなもんかな。

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 今月の3冊。

まずは小説から。

夜が明ける」(西加奈子)

2022年本屋大賞第6位。
西さんは本屋大賞常連だけど、まだ大賞はとってない。

主人公と、親友「アキ」の高校生から30代までを描いている。
主人公が男性で、人生を追っていくのは
西さんのこれまでの作品だと「サラバ!」に似てるかな。

しかし、平和だったのは高校時代、学生時代までだった。

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 その後、テレビの制作会社で働き始めた主人公は、
終わらない激務にどんどん削られていく。
相対的な貧困生活。何かと戦い続けていく日々。
これ、かなり読むのが辛かった。

 メッセージはわかりやすい。

苦しかったら助けを求めろ

 ほぼ、これだけだ。
なんで、一人で苦しんでいるんだろう?
もっと、周りに助けを求めれば、はるかに生きやすいのに。


 こういう、「支援」が必要な人に支援が届かない。
支援から遠ざかろうとしているかのようだ。
でも、こういう人にこそ支援が必要。

 いつかは、「夜が明ける」のだろうか?
西さんのパワーに圧倒された。

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 学術系。

これが私の薬剤師ライフ 6年制卒50人がキャリアをかたる」(日経DI)

 薬学が6年制になり、6年制の卒業生が初めて出てから10年。
どんなキャリアを積んできたのか。
50人もの卒業生のキャリアが書かれている。

 特徴としては、
「途中で変わっている人が多い」ということ。
(まぁ、そういう人を集めたんだろうけど。)

 大手調剤薬局に10年間勤めました、という人は
ほとんど紹介されていなかった。

 病院から薬局に行った人、
大学院に戻って研究者になってる人、
医学部に入って、医師になってる人、
起業した人、いきなり新規に薬局を立ち上げた人、
治験に関わっている人、政治家になった人。

 本当に、さまざまなキャリアがあるんだなぁ、と。

パラレルキャリアな人も、結構いる。

「薬剤師 × ウェブデザイナー」とか。
その辺も、最近の流行を抑えている感じ。

 いやー、6年制すごいわ。
何だろう、自分のやりたいことを貫いている人が多い。
(というかそういう人を意図的に集めてる。)

 今から就職先を探す薬学生が読むといいんじゃないかな。
逆に、私みたいなおじさんが読むと、
自分のキャリアがあまりにもへぼいのでちょっと辛い。w

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 キャリアを考えられる人っていうのは、
基本的に「生活に困っていない人」だと思う。

 6年制の薬学を卒業できる時点で、
そういう人が多いのかな?と思ってしまった。

 生活に困ってたら、自分のやりたいことなんて言ってらんない。
とりあえず、食べていけることが大前提だし。(苦笑)

 私は、(それほど)仕事に生きがいを求めていないので。
ある程度お金もらえればそれでいいのさ。
生きがいは、他で見つけるから。

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 最後、もう一冊小説で。

残月記」(小田雅久仁)

 2022年本屋大賞第7位。
小田さんは2009年にデビューしたらしいんだけど、今作が3冊目。
え、めっちゃ寡作やん……。

 月をテーマにしたダークなSF小説の短編集。
といっても、半分以上が表題作の「残月記」なので、
「残月記」単独で出版してもよかったんじゃないかと思うが、
 テーマが「月」で共通しているし、
このタイミング逃すと次にいつ本出るかわからんし、
というので一緒にされたんじゃないかと思う。

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 「残月記」では、架空の感染症「月昂」に感染した人の話。

 月昂は、満月になると普通ではない能力、創造力を発揮できるが、
感覚が鋭敏になり、性欲が亢進する。

 逆に、新月の時期は活動量が落ちて眠り込んでしまい、
そのまま目覚めずに死んでしまうこともある。(致死率3%くらい)

 感染初期に高熱をはじめとする症状が出て、
この時に亡くなってしまうことも多いが、
ここを乗り越えても、毎月、死の恐怖と戦うことになる。

 ただ、満月になると色々な能力が開花するので、
「月昂文学」のような詩人や、芸術家も多い。
短命だが。

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 感染症なので、基本的に世間から隔離される。
この世界では、日本に独裁政権が誕生していて、
この独裁者が、月昂者の人権を無視して、
非人道的な隔離政策を敷いている。

 ……という感じで始まる話で、
普通に読めば「難病モノが始まるのかな」と思いきや、
全然違う方向に話が突っ走っていく。
気になる人は、実際に読んでみて欲しい。

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 性的な描写もあるし、暴力的な話も多いので
あまり子供には読ませたくないな。

 ただ、一度読めば忘れられない強烈な「愛」の話だ。
他にどんな作品書いているのか読んでみたいな。

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 と、今月は本屋大賞候補作を複数読んでみたけれども、
傾向として、本屋大賞って「重い」話が流行りなのかな、と。

 去年の「52ヘルツのくじらたち」も重かったし、
今年の大賞「同志少女よ、敵を撃て」も重い。

 今月紹介した2作も、負けず劣らず重い。(苦笑)
連続して読むと疲れるなぁ。

 これ、本屋大賞に投票する書店員、
大変なんじゃないかなあ、と思ったりして。

 

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読書記録 2022.5


 先月一ヶ月の読書記録。

2022/5の読書記録(読書メーター

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 5月は24冊読了。
小説(新規)12冊、小説(再読)4冊、
学術/ビジネス 6冊、エッセイ/その他 2冊。

 日々の生活が忙しく、なかなか読む時間が取れない。
新規の小説が少なくて、紹介するのが難しいな。

 今月の3冊。

 まずは小説から。

Unnamed Memory -after the end-I(古宮九時)

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 2か月連続でいわゆる「ラノベ」を紹介するとは。(苦笑)

しかも、これはシリーズモノの続編にあたる。
もともと、Unnamed Memoryというシリーズがあって、
前半3巻、後半3巻の計6巻で、完結していた。

 今作は続編にあたる。なので、after the end。
当然、前作をすべて読破していないと意味がないので、
万一興味をもったとしたら、前から全部読む必要がある。

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 元のUnnamedMemoryは、
「子供のできない呪い」をかけられた王子、オスカーと、
何百年も生きてる(けど、見た目はめちゃ若い)魔女、ティナーシャの物語。

 魔女のティナーシャが作った「塔」は、
最上階まで上がると、ご褒美に望みを一つ叶えてくれる。
王子(異様に強い)オスカーは、最上階まで制覇して
自分にかけられた呪いを解いてくれるようにお願いする。

 ティナーシャは、依頼を受けて塔から出てきて、
オスカーの呪いの研究のかたわら、国におこる数々の事件を
オスカーと共に解決していく、、というのが1巻から3巻の流れ。

 主役二人が激ツヨのラブコメ、と思って読めばよい。
ところが、3巻のラストでこの作者はそれをすべてひっくり返してくれる。
主役二人が結婚して、
「それから二人は幸せに・・・」とはならない。

 まぁ、あの衝撃を味わうためだけに、
クソ分厚い本3冊読む価値はあると思う。w
(一応ネタバレはやめとく)

 で、4巻から6巻で、何とか話をまとめて、
よくわからんけど、なんとか「おわり」になったんだけれども。
まさかの、続編発売である。

 「after the end」は、その後の二人の物語だけど、
本当にこの作者、人の心があるのか、と問い詰めたい。
基本、ラブコメのはずなんだけどなぁ。。
 どうしても、簡単にはハッピーエンドにしたくないらしい。
どちらかというと、
「俺たちの戦いはこれからだ!」って感じ。
当然、まだ続くので、付き合わなければならないな。

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 次、学術系。

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基礎からわかる類似薬の服薬指導

 類似薬の服薬指導って難しい。
「今までの薬と、今回の薬、何が違うの?」
ってのはよく聞かれるけれども、かなり難しい。

 しかも、もともと同系統の薬だったとすると、余計に。

この本は、色々な薬を網羅している教科書のような感じで、
「アセトアミノフェンとNsaids」とか、
「アロプリノールとフェブキソスタットの違い」とか、
「SGLT2阻害薬の使い分け」みたいな、
 添付文書には載っていない情報が多い。

 今回は、図書館で借りたけど、買うかどうかは難しい。
というのは、この本、今年の2月発売で、

「最新の薬、論文の情報まですべて入っている」ってのが、
一番ポイントが高いところなのね。

 何回も読み返したいとも思うんだけど、
時間が経ってしまうと、最新の薬が抜けてしまうし、
新たなエビデンスが出てきて情報が変わっているかも知れない。

 薬剤師は一生勉強が必要だけど、
最新の情報に常に触れ続けるのはかなり難しいと思った。
私は、この本で情報がアップデートされたところが多かったので、

 今まで、あまり勉強をしてこなかった薬剤師であれば、
こういう本を読んで勉強した方がよいと思う。
少なくとも、私には大いに勉強になった。

 でも、常日頃から勉強している薬剤師であれば、
この程度のことは知ってて当たり前なんだろうな。

 薬局薬剤師は、どうしても知識に偏りが出てしまうんだよな。
あまり見ない診療科の情報は抜けがち。

 ま、情報のアップデートが大事、ということで。

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 最後。

一九六〇年代のくすり」(松枝亜希子)

 松枝さんは薬剤師ではなく、社会学系の学者さんかな。
この本は図書館で見つけたけれど、もともとは著者の博士論文をベースにしている。

 1960年代は私が生まれるさらに前の時代で、
この頃の薬の宣伝とか、承認がどういう状況だったか、という話。
正直、現代からみると「無法状態」に近い。

 なるほど、医療用医薬品の宣伝が禁止されているのは
この時代からなんだね・・・。

 まさか、トランキライザーが普通に雑誌で宣伝されて、
市販で買うことができる時代があったとは思わなかった。
 薬害を引き起こしたサリドマイドも、
てっきり医療用だと思っていたけど、
OTCでも購入できた。そらやばいわ。。

 メーカーは儲けるためならなんだってする。
嘘、大げさ、紛らわしい広告なんて、やったもん勝ち。
当時は、まだまだEBMなんて時代ではなかったし。
薬の承認もいい加減なもんだった。

 承認当時のアリナミンが万能薬過ぎて笑った。

 風邪薬のアンプル剤とか、意味わからん。
アンプルにすることに、薬学的な意味はなにもない。
「ただ、効きそうな気がする」だけだ。

 でも、OTCだとそういうのも大事だったんだろうな。
いまでも、OTCではロキソニンの液剤あるもんね。
あれは、この1960年代のアンプルフィーバーがルーツなんだな。

 やれやれ。

 

 

 

 

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読書記録 2022.04

 2022年4月の読書記録。

2022.4読書記録(読書メーター)

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 4月は25冊読了。
小説(新規)15冊、小説(再読)3冊
学術・ビジネス 6冊、エッセイ・その他 1冊。

 さすがに忙しくて読む量が少なくなってきている。

 3冊紹介。
まずは、フィクション

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本好きの下剋上 第5部-VIII」(香月美夜)

 本好きの下剋上、最終章第5部の8巻。(通算29巻)

祝・アニメ第3期放映スタート!

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 いや、通算29巻ってかなり中途半端なんだけれども、
おそらくはあと3巻くらいで完結すると思う。
Web版ではもうとっくに完結してる作品なので。

 コミカライズも、第2部、第3部、第4部が並行して連載。
もう、異例も異例だろうけど、
絶対にコミカライズも完結させるんだって意思を感じるな。

(これ、一人の作家さんがやると30年かかるから、
 3人がかり。でも、第5部が一番長いんだけど)

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 この巻と、おそらく次の巻が、物語全体のクライマックスになる。
ここまでの敵の動き、グリトリスハイトをめぐる謎、
ほぼすべての伏線が明らかになるんだけど、
もう、半端ないわ。

 第2部のラスト、第4部のラストが、全てここにつながっているんだな、と。
第2部ではただの悪役だった神殿長が実は重要なカギを握っていたりとか。
契約魔術の抜け道(これは、ラストにつながる大事な伏線)とか、
この壮大な物語を最初から完璧に組み上げてきたようにしか見えない!

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 もちろん、ある程度は決めてから書き始めているだろうけど、
実際のところ、Web版完成後に書籍版がでてきているので、
だいぶ、追記で伏線や説明を足しているところがあるんじゃないかな。

 いわば、Web連載がプロトタイプで、書籍版が完全版。
しかし、とんでもない完成度だ。
挿絵もすごいことになっているし。

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 次、学術系。

薬剤師に求められる大切なこと【入門編】」(宮本誠二)

 なんとなくタイトルが気になって図書館で借りてみた。
非常に薄い本で、読みやすい。タイトルがちょっとでかいけれども、
内容を簡単に言うと、

「一年目の薬剤師が薬局に勤めるにあたっての心構え」
を簡単に説明してくれている。

 うわー、こういうの、みんな勉強してから入ってきて欲しい。w

・郷に入っては郷に従え

・人間関係にこまった時

・いつ勉強すればいいか

 本当、どれをとってもその通り!と叫びたくなる。
最初に酷い上司や薬局にあたってしまうと、
薬剤師として成長が止まってしまって、
のちのちまで困ったりすることがあるかも知れないからなぁ。

 一人前の薬剤師として必要な知識量を10とすると、
学校で教えてもらえるのはせいぜい2か3で、
残りの8や7は自力で身につけないといけない。

 うんうん。
勉強法も私の考えと似ていた。
薬剤師向けに書かれた本ではなくて、
患者さん向けに書かれた本で勉強とか、
一つの辞書みたいな本を全部読み込むとか。
実際に私がやった方法だし。

 通勤時間は絶好の勉強時間だと思う。
また、薬剤師以外の知識も身に着けるといい。
車通勤だと、読書できない?
そうとも限らない、オーディオブックがある。
便利な世の中になったもんだなあ。

 とりあえず一冊買っておいて、
新人に読ませて回ろうかな。
課題図書にしてやりたいくらいだ。

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 最後。

同志少女よ敵を撃て」(逢坂冬馬)

 2022年本屋大賞受賞作。
本屋大賞は、なんや言いながら毎年買って読んでるけど、
今年も重かったなぁ(物理的にも)

 昨年の52ヘルツのクジラたちも重かったけど、
今回のこれも、独ソ戦という20世紀の戦争をテーマにしてるので
重い。

 ソ連軍の女性スナイパー小隊のお話。
母親をドイツ軍に殺されたセラフィマが、
狙撃兵の訓練を受けて、激戦地、スターリングラードに送り込まれる。

 いったい、女性たちは何のために戦うのか。
もちろん、セラフィマは親の仇を取る、という目的があるんだが、
戦争で犠牲になる女性を救いたい、という。

 幼馴染のフィアンセがでてきたりとか、
ちょろっとフルシチョフがでてきたりとか。
ウクライナの誇りのために戦う女性がいたりとか。

 やっぱり、今年選ばれるわなぁ。

 ウクライナも、独ソ戦で戦場になってる地域だし。
「戦争」の悲惨さが伝わってくる。
そろそろ、戦争やめてくれないかなぁ。。

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 本来なら、小説枠で紹介する本なんだろうけど、
小説の枠にはとどまらないんじゃないかなと思った。

 作者の逢坂さんは、恐ろしいことにこれがデビュー作。
こんなんからスタートして、次に何を書けるというんだろう?
逆に心配になってくるわ。

 

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読書記録 2022.3

 2022年3月の読書まとめ。

2022.3の読書メーターまとめ

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 3月は28冊読了。

小説(新規)16冊、小説(再読)3冊。
学術/ビジネス 6冊、エッセイ/その他 3冊。

 3月は長いこと待った小説の予約本が多かった。

 3冊紹介。フィクションから。

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 「らんたん」(柚木麻子)

柚木さん初?の歴史もの。
明治から昭和にかけての教育者、河合道を主人公とした、
女性の教育大河小説。

 シスターフッド、という概念が出てくる。
河合道と、その教え子でかつ親友の渡辺ゆりの二人をつなぐ関係。
女性同士でありながら、家族のような。
姉妹のように支え合い、高め合っていけるような関係、かな。

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 とにかく、登場人物が有名人ばかり。
師匠にあたるのが津田梅子と新渡戸稲造。

 新旧5000円札コンビ。

アメリカで野口英世に言い寄られるシーンもあったり。
旧友として頻繁に出てくるのが有島武郎だったり、
徳富蘆花にタンカきったり。

 学友として、平塚らいてうみたいな女性運動家もいるかと思えば、
重要な登場人物として、大阪の実業家、広岡浅子に、
「赤毛のアン」の翻訳者、村岡花子まで出てくる。

 NHKの朝ドラ主人公コンビ。

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 河合道は、柚木さんの出身校である、恵泉女学園の創始者。
生涯、独身で通して女性の教育の発展に力を尽くした。

 柚木さんの作品には、今までも女性の友情の話がよく出てきたけど、
そのルーツとなったのは、この学園なんだなぁ、とよくわかる。
明治~昭和にかけての女性教育の発展について興味があり、
かつ、柚木さんの過去の作品をよく読んでいる私にピタリとハマった。
 これは、今年の一推しになりそう。

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 次。学術系。

腎と薬のファーストレッスン」(近藤悠希)

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 #読めよ薬剤師2021というハッシュタグで集められた
薬剤師の推薦本の一番人気だった本。

 処方せんに検査値がついていることが増えてきているが、
実際に検査値で疑義照会が必要になることと言えば、
大半が腎機能に関することではないだろうか?

 ぶっちゃけ、腎機能さえチェックできてれば、
他の検査値は割とどうでもよい、くらい。
それくらい、薬にとって腎機能って重要。

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 腎機能によって、減量しなきゃいけない薬は多いし、
薬によって腎臓に悪影響があったりもするから。

 この本は、腎臓のことを気にする薬剤師が、
「はじめて」読むのにふさわしい本だと思う。

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 ただし、かといって簡単な本という訳ではない。
深くて広い世界が、そこに広がっていることがわかる。
でも、スキルアップのためには、その世界に飛び込むことが必要で。

 そのための、最初の足掛かりとしての本だと思う。

 私が読んでもすぐに理解できないところはいっぱいあったから、
これは、何度も読み返す必要があるんだろうな。
かつ、実践していけば、少しずつ前に進んでいける、、と思いたい。

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 検査値から簡単に腎機能がわかればいいんだけどさ。
年齢や性別、体格によって変わってくるのがね。
難しいというか、とっつきにくい。

 検査値が同じ値であっても、
この年齢、体格なら、実際の腎機能はもっと低い、とか
評価しながら、薬の加減をしなきゃいけない訳で。

 うん、がんばろう。

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 最後。

News Diet」(ロルフ・ドベリ)

 これも#読めよ薬剤師2021、から。
自分一人ではこの本にたどり着けないだろうから、
本を紹介しあうことって大事だよね。

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 さて、「ニュースダイエット」
これは、食生活を我慢するダイエットのように、
ニュースを見るのを我慢しよう、という本である。

 ニュースをみるのはよいこと、という既成概念を打ち砕いてくれる。w

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 というのは、ニュースが氾濫しすぎているということ。
しかも、しっかりした裏付けと深い考察があるニュースならともかく、
粗製乱造された、インパクトだけ大きいニュースって、読む価値ある?
フェイクニュースに踊らされるだけじゃないのか。

 ニュースを見たからといって、自分に何かプラスがあるのか?
自分の糧になるようなニュースであれば必要だ。

 でも、大半のニュースは、自分にとって必要ない。
いい加減な週刊誌の記事に何の価値があるのか?
信頼できる専門家の書いた、裏付けのある記事や本の方がよいだろう、と。

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 問題は、何をもって「信頼できる専門家」と言えるかどうかだけどね。
それが理解できない分野には、あまり突っ込まない方がよさそうだな。

 この本については、二つほど感想。

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 一つ目。ニュースを断つより、SNSを断つ方が効率よいだろう。

あれ見てる時間、本当に無駄だよね。
単に好奇心を満たすためだけの時間ならともかく、
全く無意味なことも多々あるから。w

 ダイエットと同じで、全てをいきなりゼロにする必要はない。
少しずつ減らしていければいいんじゃないかな。
とにかく、今の世の中は情報が多すぎるんだ。
もっと減らしていいから、良い情報だけを取ろうよ。

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 二つ目。心の平安を保つために、ニュースから遠ざかろう。

 新型コロナの問題から、ウクライナ戦争と、
本当に心を痛めるニュースが多い。

 私がニュースを見て心を痛めたところで、
世界が好転する訳ではないよ。
そりゃ、いくばくかの寄付はするし、
意見表明もしたけれどさ。

 私はこの本を読んで、ウクライナ戦争のニュースから距離をとった。
それまでは、中毒のようにウクライナ関連の情報を集めていたけれど、
そんなことしたって、何にもならないんだから。

 新型コロナもそうだけどさ。
最終的には「祈る」くらいしかできないのよ。
それなのに情報を集めたところでね。
心身ともに疲れ果てるだけだ。

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 できることはするけれども、そんなに多くない。
もちろん、情報を遮断する訳ではないけれども、
必要最小限に絞ってもいいんじゃないかな。

 その方が、心の平安が保ちやすいよ。

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 さて、3月終了時でちょうど100冊。
今月も忙しいから、読書ペースはさらに落ちると思う。

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読書記録 2022.2

 2022年2月の読書記録。

2022.2の読書まとめ(読書メーター)

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 2月は34冊読了。

小説(新規)17冊、小説(再読)5冊。
学術/ビジネス 10冊、エッセイ/その他 2冊。

 年始に予約したコロナ関連本がまとめて来たので、
コロナに関する本が多かった。
 3冊紹介。フィクションから。

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 オオルリ流星群(伊予原新)

昨年「八月の銀の雪」が本屋大賞にノミネートされた、伊予原さんの新作。
読書メーターでデジタルプルーフ(発売前に読ませてくれるサンプル)に当選した。

 20年以上前、高校の文化祭でオオルリのタペストリーを作った高校生たちが、
45歳になって、地方の天文台を手作りする。
すでに中年と言ってよい年齢だけど、昔の、高校生の文化祭のノリで
多くの友人たちの手を借りながら天文台を作り上げていく。

 作中に「45歳定年説」というのが出てくる。
セカンドキャリアを考えると、45歳くらいで一度仕事を変えた方がよい、
という話。

 現役で働くのを65歳くらいまで、と考えるなら、
45歳ってちょうど半分くらいになるんだ。

 50歳すぎてしまうと、新しいことを始めるのは勇気がいるし。
また、仕事自体を変えるのではなくて、仕事のやり方を変えるのもいいかも。

 全体としては、青春モノであり、天体モノでもあるんだけれども、
私にはもう一つ興味深いところがあって、

 主人公(の一人)は、地元で薬局をやってる薬剤師。
大手のドラッグストアチェーンが進出してきている中、
どうやって生き残っていくか、という話もあったりする。

 まぁ、実際は天文台にかこつけて、なかなかそっちは進まないんだけれども、
天文台の仕事を手伝ったからこそ、新たに一歩を踏み出せるのかも知れない。

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 私は、ちょうど45歳になったばかりの薬剤師だったりする。
これ、私のために書かれた本じゃないのかな?ってくらい刺さった。
 今年はちょっとどころではなく忙しいけど、
セカンドキャリアに向けて、何か動き出せればいいな、と思った。

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 次、学術系。

 保健所の「コロナ戦記」(関なおみ)

 今月はコロナに関する本を色々読んだけど、
今、一番大変なのは保健所じゃないかな、と思った。
この本は、東京の保健所(と、都庁の感染症対策課長)として
第一線で働き続けた関さんの、コロナとの戦いの記録。

 新型コロナ発生から、昨年の9月(第5波)まで。

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 わかってはいたけれど、やっぱり大変だった。
「戦記」とあるけれども、保健所は最前線の「戦場」だ。
傷ついて倒れていく仲間もたくさんいた。
 そりゃそうだよ。

 もともと、日本の感染症対策は、
新型コロナのように1日に数万人も感染者が出るような
事態を、全く想定していなかった。

 じゃぁ、どうしたか?
状況に応じて、無理やり組織を運営し続けた。
っつーか、それしか方法がなかった、ともいえる。
「できない」なんて言わせてくれない。
「やるしかない」状況だったから。

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 読んでて思ったのが、
「保健所は、ひたすら、紙と電話とFAX」
ここを効率化できれば、もっと楽なのに。

 もちろん、それがわからない訳はないが、
口で言うほど簡単な話ではないんだ、これ。

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 問い合わせをかけてくる市民って、
たぶん、高齢者が多いんじゃないかな、と思った。
それじゃ、デジタル化なんて対応できんよね。

 実は、医療機関もいまだにFAXが現役のところが多い。
医療機関同士のやりとりも、メールよりも電話とFAXなんだよ。
特に、高齢の医師がやっている診療所なんかだと、
デジタルに対応できない人たちが多いのかも。

 つまり、保健所がどうにかして業務をデジタル化したくても、
それについていけない市民や医療機関が山ほどあるんだ。

 で、お役所はそういう人切り捨てちゃいけないよね。

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 ずっと問題になっている、「2類」「5類」問題。
保健所としては業務を軽減して欲しいから、
そりゃ5類の方が望ましい。

 っつーか、入院調整とか、それって保健所の仕事かよ?
ってのが関さんの言い分。
医療機関側は、入院調整なんか面倒でできっこないから、
保健所にやってもらいたい。だから、2類相当の方がよい。

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 いつまで感染者数を数え続けるんだろうね?必要?
ここまで増えてしまうと、もはや意味は薄くなっていると思う。
感染状況を確認するだけなら、他の方法も取れるだろうに。

 じゃぁ、なぜ数え続けるのか?
そりゃ、世界中で数え続けているから、としか。
もう、どっかで「みんな、そろそろ数えるのやめません?」って
言ってくれないかな?

 日本が率先してやめたら、
またゾロ、文句言う人がたくさん出てくる訳で。(苦笑)

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 みんな(市民も病院も政治家も)保健所に頼り過ぎ。
保健所が、本来やらなきゃいけない業務もあるっていうのに。
でも、やらないという選択肢はないから、
バタバタ倒れてもやらざるを得ない。
 本気で、負担軽減を考えた方がよいよね。
今回の第6波なんか、保健所は完全に沈黙した(壊滅した)し。
落ち着いたら、熱さを忘れる前に本気で考えようよ。

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 最後、その他。

日本人のための議論と対話の教科書」(倉本圭造)

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 インターネット上では、色々な議論があるけれども、
議論のための議論になっているものがほとんど。
いかにして、相手を論破するか、罵倒するか、
しか考えていないものが多い。

 いや、それって議論する意味あるの??

対立した意見の中から、互いにより高位に上がる。
高め合っていくのが、よい議論なんじゃないの?

 お互いに隙を見せないように罵り合っていたら、
本来、到達できたであろう妥協点よりも、
かなり低いところまでしか届かない。

 それは、お互いのためにならないよね?
もっと丁寧に対話しましょうよ、という話。

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 別に、目新しい説じゃないよ。
私は、これ読んでヘーゲルの弁証法やん、って思った。

「テーゼ」に「アンチテーゼ」をぶつけて、
より高位な「ジンテーゼ」を導く。

 相手を叩き潰すんじゃなくてさ、
お互いの譲れないところ、いいところを取って、
もっといいものを作ろうよ。

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 この本の素晴らしいところは、そういう昔からある対話法を、
非常に説得力のある凡例を用いて説明しているところ。
すごい、わかりやすいんだ。

 たぶん、「そうそう、これを言って欲しかった!」って、
両方の陣営が声を上げる、そういう話だと思う。

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 21世紀に入ってから、世界の分断が進んでいる。
特に、ネットの世界では、「ネトウヨ」と「パヨク」の争い?

 倉本さんは、そういう現実的でない極論を言う人は、
「放置」しようよ、と。

 で、どちらの陣営にも「極論にはついていけねー」って人は
大勢いるから、そういう人たちだけで丁寧に対話して、
いいものを作っていこうよ、と言っているようだ。

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 まぁ、岸田総理の扱い方とかは、「ほんまかいな?」って
ところがあるけど、流れとしてわからなくはない。

 あと、個人的にはこの人もほぼ同年代なので、
「ジョジョ」のネタだったり、「スラムダンク」のネタが出てくると、
「ああ、同世代なんだな」と思ってにやけてしまう。w

 40代半ば。

そろそろ、頭の固い高齢者には奥に引っ込んでいただいてさ、
うちら世代が丁寧に対話して、よりよい世界を作っていけたらいいんじゃない?
って感じかな。

 欧米諸国に比べれば、日本の分断はまだマシな方だし。
分断を防いで、対話でいい社会を作っていく実績ができれば、
国際社会における、日本の地位も向上するんじゃないのかな。

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 倉本さんは、twitterでもフォローしてるけど、
ウクライナ情勢に関して言えば、

「西側だけの言い分だけでなく、ロシアの事情も理解しなければいけない」

とは言いながら、

「つっても、軍事侵攻はダメ。ダメなものはダメと言わないと」

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 この、二つの意見を両方同時にもたないといけないんだけど
ネットみてても、片方しか理解できない人が多いような気がするな。

 

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読書記録 2022.1

 先月の読書記録

2022.1の読書まとめ(読書メーター)

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 1月は読了38冊。

小説(新規)19冊、小説(再読)4冊。
学術/ビジネス 10冊、エッセイ/その他 5冊。

 去年は途中から年間500冊を目標にしてたけど、
今年は、特に目標は設定しない。
数読めばいいってもんじゃないとわかったから。

 例によって3冊紹介する。
フィクションから。

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 ヴァイタル・サイン(南杏子)

 医師の南さんの新作。
今回は、病棟看護師さんのお話。

 準夜勤や深夜勤があるのはもちろんだけれども、
患者さんや、その家族から感謝されることもあれど、
辛く当たられることも多い。

 厳しい環境下なので、心を病む人もいるし、
危うく犯罪に走ってしまうこともないとは言えない?

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 読んでいくのがかなり辛い本だった。
認知症を患ってしまったら仕方ないんだけどさ、
本当、看護師さん(に限らず、医療従事者ほか)には、
常に感謝の気持ちをもとう。

「笑顔を絶やさず、寛容の心をもって」

 コロナでみんな、気持ちに余裕がなくなってるのかな?
変な事件も多いし。
ああいうのをなくすためには、どうしたらいいんだろうね?

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 次、学術系

深夜薬局 歌舞伎町26時」(福田智弘)

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 ホストクラブひしめく歌舞伎町に、
夜しか開いていない薬局がある。
その名も「ニュクス薬局」

 基本的に、薬剤師が一人だけで営業している。
開いてる時は、常に中沢さん(薬剤師)が対応してくれる。

 この本は、まるでフィクションのようだけれども、
ニュクス薬局の中沢さんと、患者さんのエピソードをまとめた、
ノンフィクションだ。

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 歌舞伎町なんて、私にはまったく縁もゆかりもないし、
想像することもできないけれども、
いろんなことがおこるよなぁ。

 ほぼ、夜の仕事の人しかいないし。
で、中沢さんが心がけてるのは、とにかく「聴く」こと。
そして、余計な説教はしない。

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 私には絶対無理だな。
こんなの、好きじゃなきゃできないよ。

 ただ、患者さんに寄り添うっていうのはそういうことだよね。

 薬局を待ち合わせ場所にするカップルすらいるらしい。
みんなの居心地がいい場所を作っているんだろうなぁ。
大手チェーンには決してできない営業だろう。

 これ、他にもまねする薬局あるかな?
ビジネスモデルとしては面白いと思うけど。
完全な夜型人間じゃないとしんどいかもね。

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 その他。

アイアム精神疾患フルコース」(瀧本容子)

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 うつ病、パニック障害、複雑性PTSD、薬物依存症、
ボーダー、解離性障害、睡眠障害、摂食障害、
自傷行為、アルコール依存症、統合失調症、などなど。

 本当にフルコースとかいいようのない著者の自伝のようなもの。

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 大本になっているのは、幼少期の体験による複雑性PTSDだろう。
簡単に幸せになれそうなのに、その道を自分から避けているように見える。
「こんな私が幸せになっていいの?」って思ってしまうらしい。
それでもここまで生きてこれたのは、パートナーあってのこと。

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 薬物依存の恐ろしさを実感できる本である。
瀧本さん、違法薬物は基本的にやっていないんだけれども。
「リタリン依存」がすごかった。
そりゃ、国も規制かけるはずだわ。

 そして、リタリンが手に入らなくなると今度は、合法ドラッグに走る。

 それが難しくなると、アルコールに。
私の身の回りに少ないから、目に入らないけれども、
実際にこういう人がいるのなら、なんとかしないといけないな。

薬物、ダメ、絶対

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 それでも瀧本さんが救われているのは、
周りに助けてくれる人がいるから、だろうなぁ。
(主にパートナー)

 実際は、誰にも助けられずに亡くなる人も多いんじゃないかと思う。
瀧本さんも、生き延びてこられたのが運が良かっただけでは。

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 結局、依存症になってしまうと
自分だけで脱出するのは不可能に近いんじゃないだろうか。
そして、一つがダメになると、次のものを探しに行く、という。

 薬物依存に関心がある人は、読んでみて欲しい。

 

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2021年読書まとめ


 2021年、1年間の読書記録まとめ。

 2020年は400冊オーバーで、人生で一番本読んだ年だったけど、
よもや記録更新してしまうとは。

 今年の記録は、511冊である。
(あまり読まないけどコミック含まず。
 ただし、一部のコミックエッセイは含む。)

 2021年読書メーターまとめ。

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 2021年に読んだ作家さんtop10

1位 今野緒雪 37冊
2位 J.K.ローリング 16冊
3位 香月美夜 13冊
3位 知念実希人 13冊
5位 椹野道流 11冊
6位 矢崎在美 10冊
7位 額賀澪  8冊
7位 喜多喜久 8冊
7位 原田マハ 8冊
10位 辻堂ゆめ 6冊

 今野さんは、マリア様がみてる全巻再読したから。
J.K.ローリングは、ハリーポッターを文庫本で読破した。
知念さんは、天久シリーズ。椹野さんは、最後の晩ごはん。
矢崎さんは、NNNとぶたぶた。額賀さんは、ほぼ全部コンプしたかな。
喜多さんは新作が多いのを全部追っかけてる。
原田さん、辻堂さんは、ちょこちょこ追いかけつつあるところ。
香月さんは、、毎月1冊は本好き再読してるので。w

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 今年トータルで記録をみると、
小説(新規) 243冊
小説(再読)  95冊
学術/ビジネス 123冊
エッセイ/その他 50冊

 全体の約50%が小説(新規)、約25%が学術/ビジネス。
小説以外の本も頑張って読んだほうだろう。

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 2021年からは、毎月の読書記録をつけているので、
どんな本を読んでいるのかは思い出しやすくなってる。

 医療系の本以外では、
ベーシックインカム、ジェンダー、
パラレルキャリア、働き方、あたりの本に興味があったらしい。

 ただ、読書に時間を取られ過ぎてしまって、
新しいことを始められなかったのが、反省点。
別に、年間500冊も読む必要はなかったかも。w
あとは、もう少し古典文学も読んでいきたいかも。

 今年こそ、何か新しいことにチャレンジしたいな。

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